リスクヘッジ手段として利用可能
2014/07/12先物取引は、そもそもリスクヘッジのために作られたものです。
こちらが本来の目的で、投機的な取引が副次的なものだと言えるでしょう。
具体的にはどのようなリスクをヘッジすることができるのかというと、他の先物取引と同じように価格変動リスクをヘッジすることができます。
例えば、来月に入金される資金で株式を買おうと思ったとしても、もしもそのときに株価が上昇していれば買うことはできません。
このようなときに、先物で買っておくというのが良い方法です。
先物であれば、小さい証拠金で買うことができますから、資金が不足している状態に先に買っておく事ができます。
また、長期保有している現物株式の価格下落リスクを抑えるためにも用いられます。
長期保有している株式を売却したくないと感じることはあるでしょう。
例えば買付単価を変えたくないときや、あるいは長期保有による優待を狙っているときなどには、売却するべきではありません。
それでも価格が下落することが分かっている場合には、先物を売っておくことによってヘッジすることができます。
これが本来の先物取引の目的です。基本的には価格変動リスクをヘッジするためのものですから、この目的には適した設計になっています。